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【プロフィール】 富山省三(とみやま しょうぞう) |
1940 富山県黒部市に生まれる
1979 富山県15人展(高岡市美術館)に出展('80 '81) 1981 第15回現代日本美術展(東京都美術館)に入選 1983〜富山、東京、関西を中心に個展を開催 1984 とやまの作家展(高岡市美術館)に出品('85 '86) 1985 吉原治良賞展(大阪府立現代美術センター)に出品 ART IN FRONT,TOYAMA(砺波市)に出品('87 '89) 1986 '86富山の美術(富山県立近代美術館)に招待出品('88 '90 '91) 1991 京祭展「京を創る」に参加('92) 1993 「解体から再生へ」(下山芸術の森) 1995 富山省三展「木-そのいとおしきもの」(下山芸術の森) 1997 木の造形 旭川大賞展(北海道立旭川美術館) 1999 いなみ国際木彫刻キャンプ'99(井波) 〜現在に至る |
木は、人間社会との関わりも深く、長い歴史があり、その種類も性質も多種多様で、他の物質に比べ人間に近いように思われます。そして、木という素材は、さまざまな状況により質が変容していくことが多くみられ、それによる価値観の変わるさまは現代社会と照らし合わされ、考えさせられます。
たとえば、緑濃い森の中の一本の大木。それが切り倒され、丸太となり、製材され材木となり、建築、家具、その他の用材となり製品化されて生活を潤す。 しかし、その多くは壊され廃材となり、焼却、廃棄されてゆきます。また一方、切り倒された丸太が精巧な機械により、薄くスライスされ、接着剤で重ね合わされ、木でありながら木でない様な均質で便利なベニヤ合板となり、大量に生産、消耗されてゆきます。何と木にとっても不思議なことでしょうか。 このように、広い意味での質の変容を改めて思い起こしながら、私の作品は、使い古された、しかしまだ充分木質の良さを持った木片と、便利で使い易いベニヤ合板とを組み合わせて作品化し、今生きている現代をもう一度考えてみたいと思っています。 |
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●氏 名 | 富山省三 |
●住 所 | 〒937-0027 富山県魚津市御影 |
●電 話 | TEL.FAX /0765−31−7100 |